「育成によって、人・組織を強くし、企業の成長に貢献していきたい」という想い

社員10名程度のITベンチャー専門のヘッドハンティング会社で、営業アシスタントとして顧客企業の採用支援をしていました。
主な業務内容としては、顧客企業の求める人材要件を明確にしたうえで、転職サイト上で人材要件に合致している求職者をリサーチし、ヘッドハンターとのアポイントにつなげられるように求職者に響くスカウトメールを作成することでした。
また、それと並行して、顧客企業のダイレクトリクルーティング業務もお任せいただき、企業⁻求職者のマッチング業務に従事していました。

グロービスであれば、前職で抱えていた葛藤や矛盾を乗り越え、「人・組織の成長に貢献したい」という自分の想いを実現できると思ったからです。
前職では、採用支援によって企業の成長が加速するのだと思うと嬉しくやりがいもありましたが、その一方で、顧客企業・求職者両者にとって幸せな採用支援ができているのかに疑問を持っていました。なぜならば、自分たちの売上達成のために、求職者の転職を促さざるを得ない場面もしばしばあったからです。
疑問や葛藤を抱える中で芽生えたのが「育成によって、人・組織を強くし、企業の成長に貢献していきたい」という想い。また、営業アシスタントとしてではなく、営業として顧客に向き合い、成果にコミットしたいという気持ちも日に日に強くなりました。
転職活動をする中で、創造と変革の志士を一人でも多く輩出し、日本社会に貢献していくというグロービスのビジョンに心から共感し、入社を決めました。

いい意味で「人に興味があって、お節介でハートフルな人」が多かったことです。
入社前は、MBAというイメージやコンサルタントという職種から、自分を高め、プロフェッショナルを追求することに一生懸命で、賢くはあるが冷たい人たちが多そうという偏見を勝手に持っていましたが、実態は違いました。
確かにプロフェッショナル意識は高く、仕事に真摯に向き合って成果創出に向けて努力しているものの、法人部門であっても個人商店化していない。お互いの知見・経験を共有して組織全体で顧客への提供価値最大化に取り組んで行こうという考え方が根付いている。チーム内外問わずメンバーの議論・提案に自身の時間や労力を割くことを嫌がることなく、むしろ歓迎してくれる人たちばかりでした。
顧客企業の育成支援を生業としているのだから、自分たちも当たり前に育成ができる組織であろうという考えが、組織全体に浸透していると感じます。

2015年の入社以来、法人営業部門に所属しています。
入社から4年間は、顧客企業の育成課題に対するソリューション提案をしてきました。具体的な仕事内容は、顧客企業が成果を出すために今取り組むべき課題を整理・特定し、そのうえで顧客が実現したい戦略や目標を念頭に、育成面からグロービスが支援できることを提案していくことです。
2020年以降は、セールスチームのリーダーとして、10名ほどのメンバーマネジメントを任せていただいています。
外部環境変化の中で、顧客からの相談事項も多様化・複雑化していますが、「顧客の本質的な課題解決に貢献したい」という熱くピュアな想いと、「顧客への価値貢献のために、まずは自分自身のスキル・能力を高めたい」と成長意欲を持ったメンバーたちばかりなので、リーダー業務も「やりがい」と「やり応え」の両方があります。

一社でも多くの顧客企業の課題解決に貢献できるように、チームメンバーの育成に向き合うことはもちろんのこと、自律的なメンバーたちが活き活きと楽しく働ける環境を整えることに努めていきたいです。
また、2018年から自部門の採用担当も任せていただいているため、採用における課題発見・解決に向けて試行錯誤を繰り返し、「常に法人部門が求める人材が採用できている状態」をつくっていきたいと考えています。
加えて、2022年からは研修講師も担わせていただいているため、一人でも多くの受講生に楽しく有益な学びを届けられるように努力を重ねていきたいと思っています。
グロービスのサービスを通じて顧客企業に貢献する、そして、グロービス自体を今よりももっと働きがいのある組織にしていく、それをセールスリーダー・講師・採用メンバー、それぞれの立場で体現していくこと、組織貢献の幅や深さを追求することが直近で実現したいキャリアです。

私の中でグロービスらしさというのは、対社会・企業・人、あらゆる相手に対して「利己的じゃなくて利他的に物事を考えることが当たり前にできる」だと思っているのですが、その観点で、印象的で忘れられないのは、自分のために知恵と時間を惜しみなく分け与えてくれた先輩のことです。
入社1年目に次期経営者育成という難易度の高いテーマ、7社コンペ、かつ提案までに5営業日しかないという致命的な状況に置かれたことがありました。
当時の私は、次期経営者育成の提案経験も提案するための知識・スキルもなく、何から手をつけていいのかわからずに途方に暮れていたのですが…。
そんなときに、別のチームの先輩が、私のため、私が担当する顧客のために、無条件に何時間もブレストに付き合ってくれました。私のサポートをして案件が受注したとしても、自分の数字にもチームの数字にも何の影響もないのに、一切見返りを求めず全力でフォローしてくれました。