グロービスでのキャリアについて、博士号保有/博士課程在籍中メンバーに聞いてみました!

グロービスでのキャリアについて、博士号保有/博士課程在籍中メンバーに聞いてみました!

グロービスの講師活動や科目開発をメインミッションとするファカルティ・グループ・オフィス(FGO)では、各自がそれぞれの関心領域で専門性を活かしながら活躍しています。

今回は専門領域で博士号保有/博士課程在籍中のメンバー3名に、グロービスでのキャリアについて聞いてみました!
 ・米良さん/教員・研究・論文執筆
 ・天野さん/教員・研究・論文執筆
 ・松井さん/教員・研究・論文執筆/KIBOW社会投資ファンド

・グロービスに入る前は何をしていた?
・グロービスへの転職理由と決め手は?
・入社してから今までに、どのようなお仕事をご担当されていますか?
・長期的なキャリアを考えるうえで、 博士号をお持ちの方がグロービスで働くことの魅力を教えてください
・今後キャリアの中で、どのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
・転職を考えている 博士号保有/博士課程在籍者の皆さんに、 一言メッセージをお願いします!

【米良さん】アカデミックな色に囚われず本当の意味で実務的な研究をしたい

■グロービスに入る前は何をしていた?
大学・大学院で薬の勉強をしていたこともあり、新卒では日系製薬会社に入社して日本およびヨーロッパで新薬の研究開発に従事しておりました。この日系製薬会社で仕事をする傍ら海外大学院にてMBAを取得。外資系製薬会社に転職してメディカルやアライアンスマネジメント担当し、その後外資系コンサル会社で経験を積みました。人材開発会社にて海外MBA事業の事業責任者をしたのち、縁あってグロービスに入社することになりました。

■グロービスへの転職理由と決め手は?
グロービスに入社を決めた理由は、大きく三点あります。 一点目は創業者である堀さんのビジョンに共感したことです。可能性を信じる、という強い信念を持ったうえで、人材教育事業に邁進する姿には憧れにも近い気持ちを持っておりました。 二点目は、自分自身でも教壇に立って教育にたずさわってみたいというものでした。前職でも社会人教育に携わっておりましたが、自分自身でも直接受講生を教えてみたい、と思ったのも決めてのひとつです。 最後の三点目は、研究活動にも時間を使えるという点です。グロービスでは、経営教育において最新の知見を発信するべく、研究活動にも力を入れています。その研究でも自身の貢献の道を見出したかったというのも一つの理由です。

■入社してから今までに、どのようなお仕事をご担当されていますか?
入社した当初は、講師として登壇に向けて様々なトレーニングを受けました。その中には、講義資料を読み込むことはもちろんのこと、他の講師の授業を見学したり、自分で模擬クラスを運営したりして経験値を積んで、自身の講師としての力量を高めて参りました。現在では、大学院のみならず、企業研修など多くのクラスを実施しております。
次に研究開発活動です。自身の持っている研究テーマに関しての研究を推進したり、または、研究で得られた成果を教育コンテンツに反映させたりと、最新の知見を受講生の皆さまにお届けできるように尽力しております。学術論文やグロービス紀要論文、学会発表等、研究成果を対外的にも広く発表するように努めています。

■長期的なキャリアを考えるうえで、 博士号保有/取得予定の方がグロービスで働くことの魅力を教えてください。
わたし以外にも、グロービスには博士号を持つ多くの仲間がいます。その仲間の中で日々切磋琢磨しながら、自身の知見を高めていけることは何ごとにも代えがたい経験と言えます。
また、自分自身が追及している研究に対して、グロービスが組織としてサポートしてくれる点も大きな魅力の一つだと考えています。 自身の研究を通して社会に貢献したい方、加えて、ビジネススクールの教員として働く社会人に貢献したい方にとっては、これ以上の職場はないと考えています。

■今後キャリアの中で、どのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
今後のキャリアとしては、働く社会人の幸せ(ウェルビーイング)について深めていきたいと思っています。特に、働く社会人において、生涯学習やキャリア選択がどのように本人のウェルビーイングに繋がっているかを明らかにしていきたいと思っています。現在、慶應義塾大学大学院SDM研究科にて、働く社会人のウェルビーイングに関する研究を行っており、グロービスからも一定の支援をいただいております。

■転職を考えている 博士号保有/博士課程在籍者の皆さんに、 一言メッセージをお願いします!
博士号を持っている方の新たなキャリアオプションの1つとしてグロービスをおススメします。自分自身で教鞭をとり受講生を指導したい方、そして、アカデミックな色に囚われず本当の意味で実務的な研究をしたい方にとって非常に魅力的な職場だと思います。

【天野さん】社会人の学びをより良くするために研究者としての専門性を活かしていきたい

■グロービスに入る前は何をしていた?
前職は外資系の教育コンテンツ企業で、小学生から高校生までの学生向けに、探究学習コンテンツの開発に責任者として携わっていました。また、学校の教員向けの研修開発とデリバリーを行ってきました。特に、STEAM教育という、実社会で起きている社会課題に教科横断的な視点で生徒に取り組ませる探究学習のためのコンテンツ開発とその授業実践のための教員支援に取り組んできました。英国にいるライターや米国のビデオクリエイター、国内外の研究機関で活躍されている方と連携しながら、最先端の研究の醍醐味を生徒に伝えるというやりがいのある仕事でした。

■グロービスへの転職理由と決め手は?
社会人として民間企業でキャリアを積む一方で、大学院に通い、社会人の学びを効果的、効率的、魅力的なものとするにはどうすればよいかということを明らかにするための研究に取り組み、教育工学という学問分野で博士号を取得しました。自分自身の研究者としての専門性を社会人の学びをより良くするために活かしていきたいと思っていたところ、グロービスで研究者を探しているということを知り、縁があって入社に至りました。

■入社してから今までに、どのようなお仕事をご担当されていますか?
講師、研究、開発、マネジメントの大きく4つの軸で仕事をしています。
・講師:法人研修や大学院でクリティカル・シンキングやビジネス・アナリティクスなど複数科目を担当しており年間約100コマ程度登壇
・研究:自分のテーマである教育分野での研究、論文執筆、学会編集員としての活動
・コンテンツ開発:グロ放題コンテンツ開発、ナノ単科での開発、知見録での記事執筆
・研究基盤チームでのマネジメント:グロービスにおける研究制度の設計、紀要発行をはじめとした研究成果の発信、研究者の活動支援等を行うチームをリーダーとしてマネジメント

■長期的なキャリアを考えるうえで、 博士号保有/取得予定の方がグロービスで働くことの魅力を教えてください。
自由と自己責任の文化が根づいていること。一般的な企業とは異なり、講師やコンテンツ開発、チームマネジメントなどの業務でしっかり成果を出すことができれば、研究機関と同じように自分の興味・関心に基づいてしっかりと研究に専念できる環境が用意されています。

■今後キャリアの中で、どのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
“「自分で学ぶ」を支える仕組み”を作るということを大きな研究テーマとして掲げており、これについて考える時間を増やしていきたいと考えています。すぐに答えが出せる問いは研究として魅力が不足している場合が多いので、量としてある程度じっくり考える時間を確保し、深い研究の成果を出していきたいですね。そのために、目の前の仕事に取り組んでいるだけでは業務に流されてしまうので、効率化させたり、優先順位をつけたりして、できるだけ研究に専念できる時間を確保していきたいです。

■転職を考えている 博士号保有/博士課程在籍者の皆さんに、 一言メッセージをお願いします!
働きながら研究をするというのは容易いことではないですが、グロービスではしっかりと業務の成果を出せば、十分に研究に打ち込むことができる環境が用意されています。

【松井さん】本当に自分らしいキャリアの方向やタイミングを決められる他にはない環境

■グロービスに入る前は何をしていた?
新卒時はコンサルティング会社に入社し、人材・組織開発や新規事業開発プロジェクトに従事していました。その後に一度独立し、NPO法人二枚目の名刺という団体の常務理事として、企業×NPOの協働プロジェクトの運営統括をしていました。

■グロービスへの転職理由と決め手は?
「人材開発のプロになりたい」と思ったからです。前職では、「越境学習」のプログラムを運営統括していたものの、そのマネジメントは自分の経験則に頼る場面も少なくありませんでした。そんな中で、リーダーを育てることについて、一度体系的に自ら身に付け、より自分の能力をアップデートしたいという思いが強くなり、MBAの教員になることを考えてグロービスに参画を決めました。

■入社してから今までに、どのようなお仕事をご担当されていますか?
入社後は、まず講師登壇をすることを目指して、グロービスのクラスについてキャッチアップをすることがメインでした。具体的には、スクールや企業研修の様々なクラスの見学をしてログを取ったり、自分自身のクラス設計について先輩講師と議論し、フィードバックを受けるということをやっていました。並行して科目の理解を深めるために、既存科目の改訂やGLOBIS 学び放題のコンテンツ開発にも携わっていました。
グロービスの教員として登壇するようになってからは、自分自身の講師登壇をするだけでなく、新しい講師候補のメンバーのサポートや、社外講師との交流の場を運営する役割を担うようになりました。 現在では、研究者教員として自分のテーマ(越境学習)の研究を進めています。学術雑誌へ採択される論文の執筆や、その研究内容を社内外に発信することに取り組んでいます。加えて、グロービスMBAのクラスクオリティを向上させるための改訂の取り組みを、様々なチームと連携しながら進めるというマネジメントにも携わっています。

■長期的なキャリアを考えるうえで、 博士号保有/取得予定の方がグロービスで働くことの魅力を教えてください。
自分のキャリアを自分でコントロールしやすい環境だと感じています。多くの場合、アカデミックなポストを軸にしたキャリアは、いつ・どこでポストが空くのか自分ではコントロールできないと思います。グロービスで働くことは、将来について安定的な見通しが立つため、その中で自分の研究内容やその後のキャリアの方向性など、タイミングをコントロールしながら進められることが可能だと感じています。
博士号取得後は、どうしても目の前のポストを得ることをどうするか、が重要になりやすいものですが、グロービスで教員経験を積みながら研究を進め、本当に自分らしいキャリアの方向やタイミングを決められることは、他にはない環境だと感じています。

■今後キャリアの中で、どのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
実務家教員として教育活動に携わりながら、学術的な研究成果も作っていきたいと考えています。自分の携わる人材開発の領域は、実務と学術の交流がしやすい分野だと感じています。グロービスの環境を活かして、実務のデータを取得して学術研究に活用したり、逆に学術研究の成果を実務家へ広く発信していく、というサイクルを作れれば、自分としても意義のある研究活動ができるのではないかと考えています。

■転職を考えている 博士号保有/博士課程在籍者の皆さんに、 一言メッセージをお願いします!
グロービスは、研究者の新しいキャリアの選択肢になるのではないかと思います。専門的な学術知見を実務に活かしながら、自分の研究を進める。そんなスタイルに共感する方はぜひご一緒できれば幸いです!

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いかがでしたでしょうか?
3名とも講師仕様の宣材写真でジャケット着用ですが、日ごろオフィスではTシャツ姿で楽し気に議論している姿をお見掛けしています^^

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