仕事も育児も全力投球──自己成長を求めてグロービスへ

仕事も育児も全力投球──自己成長を求めてグロービスへ

商社の一般職だった赤井さんは、「もっと成長したい」という想いで、2020年にグロービスに転職。以来、数々の法人向け研修のプロジェクトマネジメントを行っています。壁にぶつかりながらも貪欲に成長してきた彼女は、プライベートでは1児の母。仕事に育児に奔走する、エネルギッシュな姿に迫ります。

やるなら、全力で──“ホワイト企業”からの転職を決意

グロービスは、企業の法人・組織の課題解決のパートナーとして、人材育成や組織開発の分野で、さまざまな支援や研修を提供しています。赤井さんが所属するのは、その研修の運営オペレーションをリードする、プロフェクト・マネジメント・オフィス(以下、PMO)。言わば、研修を成功に導く立役者です。
赤井さんがこの仕事に惹かれた理由に、働き方へのある想いがありました。

赤井 中学から大学まで、部活やサークルでリーダーのポジションを担う機会が多くありました。ただ私は、自分が先導するのでなく、あくまで周りの人の魅力を引き出し、支えるタイプのリーダーでした。能力が高いのではなく、人を支えたい気持ちが人一倍強いんです

そこから、新卒ではサポートがメインの一般職を志望。鉄鋼商社に入社し、東南アジア向けの輸出業務などを担当します。

赤井 前職は、業務負荷がまったくなく、定時で必ず帰れるような、とにかくホワイトな会社でした。でも、ふと『私は成長できているのか』『20代をこのままここでやり過ごしていいのか』と疑問に思ったんです。本来、やるからには全力でやりたいタイプ。サポートが得意だからといって受け身になりたいわけではなく、もっと能動的に働きたい。そんな想いで、転職を決意しました。

自分が本当にやりたいことは何だろうか――。

赤井さんは新卒のとき以上に自己分析を重ねます。浮かび上がったのは、ウェルビーイングに関する想いでした。

赤井 中学時代から持っていた、『自分に関わるすべての人が、心身ともに健康でいられる環境を作りたい』という想いを、思い出したんです。

グロービスとの出会いは転職エージェントからの紹介でしたが、企業研究していくと、赤井さんのこの想いと共鳴する部分が多くあったと言います。

赤井 たとえばグロービスは、『人を変え、組織を変え、社会を変えていく』ことを目指しています。自分がサポートした人がより良く変化し、結果、社会全体が元気になる。そう考えると、転職するならグロービス以外考えられないと思うようになりましたね(笑)

責任を持って向き合うから得られる“やりがい”と“成長”

2022年12月現在は、法人向け研修の運営をリードしています。
新しい案件にアサインされると、まずは担当コンサルタントと顧客の特徴や研修概要をすり合わせするところからスタートします。そして、具体的業務として、契約締結、日程調整、講師・教材の手配などを担当。PMOの仕事は、研修当日まで社内外多くの関係者と関わりながら、準備全般を担い、研修を成功に導きます。

赤井 グロービスで働く中で特に成長したのは、想像力と言語化力です

想像力の重要性を思い知ったのは、自分のとあるミスがきっかけでした。

赤井 PMOは、研修当日に受講者に配付する資料の準備もしますが、講師から、両面印刷、ホチキス止めなどの指示を受けて正しく用意する必要があります。しかしあるとき私は、指定された方法とは違う形で用意してしまったんです。事前にコンサルが気づいてくれて、当日は事なきを得たのですが、やってしまった……と落ち込みました。

ミスを振り返ることで気づいたことのは、「印刷をただの作業だと思っていた」ということ。

赤井 その資料が研修の中でどんな目的で使われるのか、なぜその印刷方法なのか、講師や受講者、コンサルの目線に立って想像できていたら、起こらなかったミスです。この経験から今は、受講者・講師・コンサルなどさまざまな視点で、『なぜそうなのか』、『だったらこうしたほうがよいのでは?』と、一つひとつの目的や意味を考え向き合っています

もう一つは言語化力。

赤井 もともと言語化はあまり得意な方ではありません。でも、仕事を進める上で、たとえば一緒に案件を担当するコンサルと、役割の違いから、ときに意見が食い違うこともあるんです。だからこそ、自分の考えを論理的に伝えコミュニケーションを取っていくことを大切にしていますし、それぞれの視点で意見を出し合い対話することで、お客様により良い学びの場をお届けすることができると思っています

今の仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間は、大きく二つ。

赤井 一つめは、受講者の学びに貢献をサポートできていると実感する瞬間。事務局や受講者から、『この研修をやって良かった』、『組織が変わってきた』というコメントをいただけると、自分が携わってきた仕事の価値と、存在意義を感じられますね。
二つめは、1年がかりなどの長期的なプロジェクトを終えた瞬間です。スタート時に全体スケジューリングは行いますが、実際はその通りにいくことばかりではありません。想定外の事態に対し、都度ベストな対応を選択しながら前へ進めていく。それらを乗り越え、無事に研修の最終回を迎えたとき、『やり切った!』という達成感は、ひとしおですね!

「困ったときはお互いさま」。子育て中でも、バランス良く働ける

PMOは、入社年次に関係なくフラットに意見交換できることがチームの魅力。約30名のメンバーは、5つのユニットに分かれ助け合いながら仕事をしています。

赤井 私が所属しているユニットでは、“みんなで100”という精神を大切にしています。PMOのメンバーは、傾聴力が高い人、システムに強い人など、それぞれ得意なことを持っている方が多いです。一人ひとりが100でなくていい、得意を活かしてチーム全体で100にしていくイメージで運営しています。

PMOの中には、英語力を活かしてグローバル案件をメインで担当しているメンバーもいます。

赤井 全員日本人で留学経験がなくても、英語案件をやりたいという意思があればトライできます。全員が、自分の得意ややりたいという想いをベースに、イキイキと働いていますね。

赤井さんは12企業・19プロジェクトを担当中。ボリュームある仕事量をこなしながらも、実は1児の母として、時短勤務で働いています。

赤井 PMO全体の3、4割が子育て中の方で、時間的拘束もあるため、支え合っています。バディ体制を設け、休んだ人の案件で緊急対応が発生しても、サポートし合える仕組みがあります。私も子どもの体調などで急にお休みが必要になる日もありますが、困ったときはお互いさま。とても働きやすいです。

グロービスは優先順位を「1に健康、2に家族、3に仕事」と明言しています。

赤井 入社前から聞いていたものの、『本当かな』と思っていました。でも本当でした(笑)。たとえば『子どもの保育園行事に行きたいから、午前はお休みする』などもできます。休んだことで誰かに嫌なことを言われたことも、耳にしたこともビックリするぐらいありません。むしろ『プライベートの行事は大事。休んだら?』と言ってもらえる環境なので、本当にありがたいなと思います。

そこにはもう一つ、「自由と自己責任」という大切にしている考えがあるからです。

赤井 フレックスやリモートワークの制度も整っているので、自由に働き方をデザインしやすく、ライフワークバランスをとることができます。一方で、プロフェッショナルとしてやるべきことの責任はとり成果を出す。この両立をとても大切にしています

働きやすさを創っているのは、制度や文化だけではありません。一緒に働く先輩も素敵な人ばかりだといいます。

赤井 仕事を始めたころは、仕事も育児も100%頑張りたいけど、両立は思った以上に大変で、自分が満足いく働きができず、悩んでいた時期がありました。そんなとき、ある先輩に『仕事と子育て、両方合わせて100点取れれば十分だよ』と言ってもらえ、救われたんです。それぞれ100点でなくとも、それぞれ及第点を取りながら両立すること自体すごいし、そのバランスが大事。本当にすばらしい人たちに恵まれたと思っています。

可能性は無限大──自分を磨き、ありたい姿を実現する

「PMOに向いている人」とはどんな人なのでしょうか。

赤井 『私はコンサルじゃないから』『まだ新人だから』、と自分で限界を決めず、遠慮しない人、でしょうか。
ある程度型のある仕事ではありますが、状況に応じて対応することが多いので、自分の頭で考えて取り組めることがたくさんあるんです。だから、指示をされて動くのではなく、能動的に考え、それを臆せず発信できる人は向いていると思います

PMOは、受け身ではできない仕事。だからこそ、率先して何かをやりたいと思う方に合っていると感じているのです。そんな赤井さんが、今後目指す姿とは。

赤井 先ほども触れたように、私の目指すことは、自分に関わるすべての人が、心身ともに健康でいられる環境を作ること。
とくに今、会社や同じチームのメンバーがとっても好きなので、みんなが気持ち良い状態で働けるように役に立ちたいという想いは、ますます強くなりました。まずはPMOからウェルビーイングを体現できるように、リーダーシップをとっていきたいです。

会社の自己啓発支援制度などを利用しながら、体現できる自分に成長できるよう、具体的に動いていきたいと語ります。

赤井 グロービスは、こういった個々のありたい姿を応援してくれる会社です。そこを否定されるすることはありません。私がやりたいという意思を発信すれば、周囲が『なら、こんな学びや経験が必要かもね』とか『だったらこの役割やってみる?』と声をかけてくれて、応援してくれるんです。とっても心強い組織です

共鳴できる環境のもとで、自分らしいキャリアを積んでいる赤井さん。自らを磨き続けるエネルギッシュな姿勢で、多くの研修を成功へ導き、関わる人の幸せの輪を広げ続けています。

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