日本とアジアの良さを活かし、
アジアNo. 1の経営大学院をつくる。
英語ビジネススクール マーケティングプロフェッショナルの事例

創造に挑み、変革を導く。GLOBIS | RECRUITING

ビジネスをはじめ、あらゆる領域でグローバル化が進展するいま、外国人留学生の受け入れを拡充することは、日本の国益を高めるために極めて重要であり、国家戦略としても大いに期待されている。しかし、その一方で留学生の受け皿となる国内の大学・大学院にはまだ十分な体制が整っておらず、順調とは言えないのが現状であろう。グロービスでは、2009年にパートタイム英語MBAプログラム、12年には全日制英語MBAプログラムを開講。以来、世界30カ国以上から留学生を招き入れ、卒業生は累計100名を超えた。日本とアジアの良さを活かし、世界に通用する経営大学院づくりを目指すグロービスの取り組みを紹介したい。

海外での知名度ほぼゼロからのプロモーション

2011年11月20日、グロービスの代表、堀義人は羽田発シンガポール行きの機内にいた。目的は、翌年9月に開講する全日制英語MBAプログラムの外国人留学生募集のための海外プロモーション。約1カ月をかけてアジア、北米を回る大掛かりなツアーだった。スベン・バン・スチケルはマーケティング担当として、堀に同行していた。グロービスに参画して初めての海外出張だったが、緊張の原因はそれだけではなかった。「MBAといえば、英語圏のビジネススクールが一般的。その中で日本のMBA、しかも海外では全く知られていないグロービスに果たして学生が集まるのだろうか。不安な気持ちで一杯でした」。もちろんマーケティング担当として可能な限りの手は打っておいた。「集客のメインはオーガナイザーが企画した説明会に参加することですが、私たちはそれだけでなく日本で行っているようなグロービス独自のセミナーや体験セッションも実施したいと考えていました。ただし、国内と同じ方法では通用しない。海外の著名なビジネススクールの事例などを参考にしながら、マーケティングチャネルや手法を研究し、それぞれの国の就職サイトに広告を出して日本で働くことの魅力を訴えたり、当時としては新しかったSNSも積極的に活用したりしました。それでも、学生が集まるかどうかは蓋を開けてみなければわからなかった」

そんなバン・スチケルの不安をよそに、ツアーは上々の滑り出しを見せた。「シンガポールの約80人をはじめアジア各地で集客ができ、心配していたフィリピンとマレーシアでも期待以上の反応を得ることができました。日本に興味を持ち、日本で学びたい、働きたいという学生は多いであろうことはある程度予想していましたが、グロービスの強みが世界のどこへ行っても響くことが大きな発見でした」。結果、グロービスは全日制英語MBAプログラムの第1期生として11の国から23名の受講生を迎えることができた。「彼らと東京キャンパスで再会したときには、本当に感動しました」

グロービスとの出会いで人生が変わった留学生

クリスティーナ・ツァオは、第1期生のうちの1人である。台湾生まれの彼女は、16歳の時に叔母の住むロサンゼルスに移住。大学卒業後、現地の建築マネジメント会社、貿易商社で働いていた。「オペレーションズ・マネジメントの分野に興味を持つようになり、米国か日本でMBAを取得することを考えていました。グロービスを選んだのは、いくつかの理由があります。この分野で最先端を行っている日本で学び、働きたかったこと。1年で取得できるよう効率的なプログラムが組まれていること。ケーススタディとディスカッションが主体の授業だったことも大きいですね。子どもの頃からただ教科書を開いているだけの授業が苦手なんです(笑)。もちろん、奨学金制度や日本での受け入れ態勢が充実していたことも魅力でした」。

グロービスの全日制英語MBAプログラムは、海外からの留学生が日本の首都・東京で学ぶことを意識してつくられ、『新日本的経営』『日本・アジア企業のグローバル化戦略』など、日本やアジアの特質を打ち出した科目を設け、アジア発のグローバルな視点を体得できるものとなっている。さらに学びの仕上げ時期となる最後の3カ月間は、日本国内のグローバル企業とグロービス経営大学院の提携によるインターンシップを実施。クリスティーナもこの制度を利用し、10社ほどの候補の中から、三菱ふそうトラック・バス株式会社を選択。その後、正社員として入社している。バン・スチケルは言う。「インターンシップ制度は、留学生が日本で学ぶだけでなく、働けるようにしたいと企業に呼びかけて実現したもの。クリスティーナのようなケースでは、全員が正社員としての採用が決まっています。海外、特に日本をリスペクトしている国が多いアジア地域でも、グロービスの卒業生たちの人気は高い。それらの国々の企業が日本流の経営の考え方やマネジメントスキルを身に付けている人材を求め、彼らもまたそれに応えられるだけの能力を持ち、努力をしているからです。1年はあっという間ですが、外国人留学生たちの成長にはいつも本当に驚かされます」。

日本で働くという願いを叶えたクリスティーナは、その後結婚し、子どもも誕生。仕事もプライベートも充実した日々を送っている。クリスティーナはこう話す。「グロービスで学んだこと、ここで出会った仲間、そして私たちを見守り、応援してくれた社員は、私の人生にとってかけがえのない宝物となりました。いまでも全員がFacebookでつながり、近況を報告し合っています。生涯の友と呼べる仲間と出会えるというのは、グロービスの特徴の1 つですが、それは私たち留学生にも同じように言えることなのです」 。

アジアNo. 1のビジネススクールへ、一歩一歩

2016年9月、グロービスは新たに30名の外国人留学生を迎えた。全日制英語MBAプログラムも5年目を迎え、留学生を取り巻く状況にも大きな変化が生じている。バン・スチケルはこう説明する。「自分たちが担当している海外営業・マーケティングについて言えば、スタンダードな集客の仕組みはほぼ出来上がったと言ってもよいでしょう。これらに加えて、特にアジアについては卒業生たちが声を掛け合って支援してくれるような体制もできつつあります。彼らが東京にある本部とやりとりしながら、自主的にイベントなどを開催してくれるので、代表の堀や僕が行かなくてもグロービスの特徴などを十分伝えられるようになってきているのです。私たちがいま取り組んでいるのは、中南米をはじめとした新しい地域の開拓やオンラインを活用した新しいマーケティング。世界中のより多くの学生に、グロービスで学ぶことの魅力を伝えていきたいと思っています」。ほかにもインターンシップ参画企業の増加や、多種多様な経験、学びの機会を提供する課外活動の充実など、留学生にとってより充実した教育内容を提供できるように、プログラムの内容も進化を続けている。「アジアNo. 1のビジネススクールを目指すグロービスにとって、グローバル化は避けては通れない道。近道はありません。一歩一歩、確実に前進しています」。

※部門やタイトルはインタビュー当時のものになります。

[グロービスの卒業生]

ダイムラーグループ
三菱ふそうトラック・バス株式会社
Claims & Warranty Management
Customer Services Trucks Asia
クリスティーナ・ツァオ

台湾出身。香港で学業の大部分を過ごし、米国カリフォルニア州でプロフェッショナルなキャリアを積む。カリフォルニア州立大学チコ校の経営管理学士号を取得後、日本企業で働くために来日。グロービス経営大学院の経営学修士取得を経て、現在はダイムラーグループの三菱ふそうトラック・バス株式会社にてオペレーションマネジメントに従事。

グロービス経営大学院
全日制英語MBAプログラム アカウントリーダー
スベン・バン・スチケル

大学卒業後、エグゼクティブ・ヘッドハンターとして、サーチファームジャパン株式会社に入社。グローバルソリューション部門にて医薬品、IT、金融業界をカバー。同社のCSO(戦略部門責任者)と共に、クライアントのグローバル人事戦略ソリューションを提供。
2010年に株式会社グロービス入社。グロービス経営大学院にて、英語MBAプログラムのグローバル営業とマーケティングを担当。全日制英語MBAプログラムの立ち上げに従事。現在は、北米、欧州、中東、東南アジア、南アジアを中心に、現地での説明会ツアーを主導すると共に、新たなマーケティング戦略の構築及びマーケティングチャネルの開拓を行う。
ルーヴェン・カトリック大学(在ベルギー)人文学部卒。在学中に上智大学上級日本語プログラムに1年間交換留学。ルーヴェン・カトリック大学大学院日本学科修了(MA)、グロービス経営大学院経営研究科修了(MBA)。

[職種紹介]


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